豪華キャストが語る、それぞれの役への想い

会見は、まず主演の吉永小百合が登壇。「昨年の8月にクランクインし、関東ロケ、富士山、長野、山梨、福島、そして富山と、本当に過酷な撮影でした」と振り返りつつ、「なんとかやり遂げることができ、今ほっとしております。本物の田部井淳子さんが、てっぺんの向こうから『よくやったね、頑張ったね』と私たちに言ってくださっているような気がします」と、万感の思いを語った。

吉永が演じるのは、主人公・多部純子。2012年にラジオ番組で田部井淳子本人と対談して以来ファンになったといい、「田部井さんのような高い山は登っていませんが、20歳過ぎから山が好きで登っていた頃を思い出しながら演じました」と明かした。

純子の夫・多部正明役の佐藤浩市は、「この世界に入って42年。吉永小百合さんの旦那役をやるとは、当時の映画青年は鼻で笑うかぶん殴られるかだったでしょう。信じられない思いです」と感慨深げ。

撮影中は吉永を「お母さん」、自身を「お父さん」と呼び合うことを提案し、快諾されたエピソードを披露。「支えているようでどこかで支えられている、そんな二人の関係性がうまくできれば」と役作りを語った。

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