さらに本作で初共演となる3人がそれぞれの印象を語る、心温まる一幕も。多部氏は杉咲氏の演技について、「エマの空気が読めないところや、”ん?”と思うような独特なキャラクターを、さらっと嫌味なく演じられているところがすごい。改めて素敵だなと感じました」と、そのナチュラルかつ高い演技力を絶賛。

杉咲氏も、「二人とも“本当にこんな人いるのかな?”と笑ってしまうような役どころだけれど、どこか人間味が滲んでいて、役として佇む二人と一緒にやらせていただくことに不思議な心地よさがあった」と語り、心地よい現場の空気を振り返っています。

そんな二人に対し、岩瀬氏は、「お二人とのシーンが多かったんですけど、お芝居のことでもそれ以外のところでもサポートしていただいてとても“優しいな“と思った」と初々しい感謝を滲ませました。この和やかで信頼に満ちた関係性が、作品にどのような深みをもたらしているのか期待が膨らむばかり。

杉咲氏は劇中に登場する食べ物については、「作っている様子や出来上がったものを見ているだけでワクワクするものがたくさん出てきました。悩み、苦しみ、楽しさといった感情は、食べ物があることで2倍に膨らむ。”腹落ち”という言葉がまさにぴったりで、その時の感情を噛み砕いて腹に落とすことで、もう一度味わいが生まれる――そういったことを強く感じる撮影でした」と、登場人物たちの心情とリンクする食の描写にも注目だ。

一方、多部氏は「占いのシーンは本当に辛かった」と笑顔で振り返る。撮影にあたっては、20枚ものクロニクルカードを全て暗記して臨んだという。「毎日誰かを占うスケジュールは辛かったですが、クロニクルカードを投げるシーンについて”原作に忠実に再現されていた”と言っていただけて、それだけで”よかった!”と思えました」と撮影を無事に終えた安堵とともに、作品への真摯な姿勢がうかがえるコメントとなった。

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