一方、撮影の様子を聞かれた御前崎透役の中島は「去年の夏の岐阜での撮影は暑かった。レストランのシーンの待機場所がとにかく暑くて」と明かすと、鈴木も「サウナの中状態でしたね」と苦笑い。

フキと同じマンションに住む北久里子役の河合は鈴木の印象について「ありのまま自由なまま、何にも縛られない姿が印象的。本読みの時も思ったことを率直に言ってくれるし、私も唯ちゃんのように普段からシンプルに過ごしてもいいんだと勉強になりました」と述べると、連続テレビ小説『あんぱん』を見ているという鈴木は河合との共演に「演技が凄く上手で、先輩カッコいい!という憧れの目線で見ていました。河合さんの演技は淡い水彩画のように繊細で惹かれる演技。見習いたいと思いました」と絶賛。また、河合は「撮影前に監督と唯ちゃんと3人で本読みをしたんですけど、その時も思ったことを率直に言ってくれるし、私も普段からもうちょっとシンプルに過ごしても良いんだなと、すごく勉強になりました」と撮影時を振り返った。

リリーは中島を指して「あの人も朝ドラに出ているよ」と鈴木に教える、と、中島は「さっき褒めてくれました!」と満面の笑みで報告。フキが夏休みに出逢う濱野薫役の坂東は「撮影前に監督と唯ちゃんと3人で顔合わせした際に、唯ちゃんは早口言葉を編み出す天才だと思った。さばくサバ、右目耳毛右目とか…」と無邪気な様子を伺わせた。

早川監督も「撮影中にフキがいなくなって、探してみたらお風呂の中に隠れていたりして楽しかった。フキはいつも自然体でそのまま。普段のピリッとした撮影現場の雰囲気ではなかった」と鈴木のピュアな存在が撮影現場の潤滑油になったと述べていた。

最後に早川監督は、「観る前にいろいろとしゃべるのは野暮。どんな風に皆さんに感じていただいたのかお聞きするのが大変楽しみです。ぜひ、楽しんでご覧ください」と客席へメッセージを贈った。