この度、映画舞台となった沖縄県伊江島にて、伊江村⽴伊江中学校の⽣徒に向けて特別試写会が実施され、中学1年⽣から3年⽣までの⽣徒104名が本作を鑑賞した。

上映前、平⼀紘監督は「明⽇からの沖縄先⾏上映を前に、今⽇この場で皆さんに初めて⾒てもらいたいなと思います」と伊江中学校の⽣徒に語り掛けた。

造園業を営み、本作のロケーション整備にも携わった知念洋輝さん。去年8⽉、本作で使うガジュマルの⽊を⼀時的に植えるため⾃宅敷地内の資材置き場で⽳を掘っていたところ、戦没者とみられる約20⼈分の遺⾻や遺品が発⾒された。そのことを踏まえながら「ガジュマルを通して平和のことや伊江島で起きたことについて知ってもらえたら」と話した。

戦時中、実際に2⼈の兵⼠が⾝を潜めていたガジュマルの⼤⽊を管理していた、元伊江中学校校⻑で村教育委員の宮城孝雄さんは「感動の連続になると思う」と話した。

舞台版の原案者・井上ひさしの娘で、こまつ座社⻑の井上⿇⽮さんは「平監督のもとで素晴らしい映画を作ってもらったので、伊江中学校の皆さんに観ていただけることを本当に楽しみにしていました。悲しいことがありましたが、ここで多くの⽅が⽣命の物語を紡いでいたんだってことを感じ取ってもらえたら嬉しいです」と話した。

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