上映後は、Anlyが主題歌「ニヌファブシ」を⽣初披露。「まだどこでも歌ったことがない」と明かすと会場からは拍⼿が沸いた。アカペラから始まる導⼊部分では透明感溢れる歌声で魅了した。⽣徒たちはAnlyから⾒ると“同じ中学校の後輩”。⼀⼈⼀⼈に真っすぐ届けるように歌い上げ、先ほど観たばかりの本作の世界観に⼀気に引き込んでいた。

さらに⽣徒たちからは、「⽊の上で思いをぶつけ合う⼆⼈の姿が印象的だった」「⾃分が⾒ている⾵景が映画の中にあって⾯⽩かった」「⾃分たちにとって⾝近な場所が出てきていたので、もし戦争が今起きると、⾃分たちがこういうことに巻き込まれるのだなと実感できました」「80年前の沖縄でこんなことがあったんだなと分かりました。⾃分のおばあちゃんもこの戦争を体験しています。おばあちゃんにもっと話を聞いていきたいし、この作品を観て『戦争をしてはいけない』と思いました」とそれぞれの⼼に感じたことも語っていた。

戦後80年の節⽬。戦争体験者が少なくなる中、沖縄戦の記憶をどのように紡いでいくのかが改めて問われている。本作を通じて、伊江島の中学⽣たちは故郷の島で起きた悲劇に向き合い、⽣きることの尊さに関⼼を深める⼀⽇を過ごした。

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