この度、スパイク・ジョーンズ、ギレルモ・デル・トロ、堤幸彦、ASKA、永野ら絶賛!著名⼈8名からのコメントが到着。

フランシス・フォード・コッポラ監督が構想から40年をかけて完成させた渾⾝の最新作『メガロポリス』。その唯⼀無⼆の映像世界に、映画⼈や⽂化⼈たちからの熱烈なコメントが寄せられた。
<スパイク・ジョーンズ コメント>
まだ笑っているよ。過激だ。こんなものは⾒たことがない。噂は聞いていたけれど、どんな作品になるのか想像もつかなかった。
好きなところはたくさんあったけれど、⼀番肌に合ったのはトーンだった。⾯⽩くて、⽣き⽣きとしていて、エレクトロニックで、世界観とアイデアが鮮やかだった。フランシスが役者たちと作り上げた演技や世界の細部……私はずっと声を出して笑っていた。
芝居とシュールさと創作の喜び。彼がこれほど⻑い間、この作品を考え、取り組んできたことは信じられないが、この作品はまだ今⽇のものであり、今、私たちがいる世界、そして私たちが向かっている世界であると感じた。
<ギレルモ・デル・トロ コメント>
フランシスは20代の頃と変わらず、⼤胆で⼤胆不敵、独創的な映画監督だ。私は『メガロポリス』に打ちのめされた!
<スティーブン・ソダバーグ コメント>
すごい!これはアメリカ国内で撮影された映画の中で最もクレイジーなものかもしれない。間違いなく、私がこれまで⾒た中で最も純粋で持続的なイマジネーションの表現だと感じた。⼀晩中夢を⾒ていたよ!感動的だった。
<堤幸彦 コメント>
息をのみ、⾔葉を失うシーンメイク!圧倒的別次元!コッポラ!どこまで“コッポラ世界”を極めるのですか!⼈間の愚かさはここまでやらないと描けないのですか!時差ボケなのに凄すぎて覚醒してしまうブロードウェイミュージカルですか!「ゴッドファーザー」で稼いだお⾦を超趣味作品で使い果たし破産する、またその繰り返しですか!杜⼦春か!凄すぎてまとまらない!もう⼀回観よう!
<ASKA コメント>
「格⾔」とも「哲学」と⾔える章で分けられた作品「メガロポリス」
最近、よく⽿にする「現実は、あなたが描いてる幻覚」。
それが映像化されたような作品だった。これがいつクランクインしたのか知らないが、
脚本家、そして監督のコッポラに⾒えていた未来は荒廃していくアメリカの姿だったのだろう。
権⼒は必ず滅びる。ローマがそうであったように。
そして、どんな時代にも権⼒に打ち勝つモノが「⺠衆」と「⾃由」であることを教えてくれてる。
<⼾⽥奈津⼦ コメント>
私の翻訳家⼈⽣は、フランシス・フォード・コッポラ監督の『地獄の黙⽰録』でブレイクし、監督の集⼤成である『メガロポリス』で私のキャリアも集⼤成となりました。字幕翻訳者としてこんなに幸せな⼈⽣はありません。コッポラ監督はまさにルネッサンス時代の芸術家たちのような知の巨⼈であり、現代のミケランジェロ、ダヴィンチと⾔っても過⾔ではありません。
<永野 コメント>
私⾃⾝が⾃分の事で⼿⼀杯になってる間にコッポラ監督はマクロな視点で⼈類全体を憂いでいたのか!インディーズ精神に溢れたこのSF映画は誠実さも不道徳さも同等に並べて観る者を挑発する!表現に躊躇はいらない事を学ぶ!
<島⽥雅彦 コメント>
『メガロポリス』には現代のアメリカの状況に⾄った因果がメタファーとして細部に散りばめられている。トランプ⼤統領の再登場により、今後アメリカや世界はどうなるのか、不安と期待が交錯しているが、悲観するにせよ、楽観するにせよ、なるようにしかならない。ただ絶望するよりは、何らかの希望を⾒出す者に未来を委ねたほうがいい。ローマ帝国が辿った歴史をアメリカもなぞり、衰亡の⼀途を辿るのか、それとも教訓が⽣かされ、再び繁栄を取り戻し、復活するのか、『メガロポリス』を観た者はそれを深く考えるよう誘導される。