この度、ファンタジーをアナログでつくる撮影現場の舞台裏を公開！

今回公開する、『MOON GARDEN／ムーンガーデン』メイキング映像は、冒頭に本作の脚本・監督をつとめたライアン・スティーヴンス・ハリスが登場、撮影当時は5歳だった主人公エマを演じた愛娘ヘイヴン・リー・ハリスが10代に成長した姿で現れカチンコを打ち鳴らして開始の合図をする微笑ましい親子のやりとりからスタートする。ハリス監督からは、最初の撮影はカリフォルニアの車庫から始まったこと、1980年代の珍しい35ミリフィルムを大量に見つけその独特な色彩に心奪われ映画制作の決意を固めたことなど撮影当初のエピソードが語られ、物語の鍵を握る怪異《ティース》の複雑な動きを並外れた身体能力で表現したモルガナ・イグニスなど主要キャストたちのインタビューも紹介される。質感への強いこだわりについても語っており、実際にはたった数秒しか使われていない果物が腐るシーンは、数ヶ月にわたって本当に果物が腐っていく様子をカメラを固定して撮り続けたという。また、塩水の上にミルクが浮かぶ原理を利用し水槽に練乳を流し込み雲をつくる手法を披露するなど、ものづくりを愛するクリエイター必見の制作秘話も公開している。ハリウッド大作の編集を手掛ける優秀な編集マンでもあるハリス監督が自身の制作会社で信頼できる仲間たちと共に長年抱きつづけた企画を実現した本作。メイキングには監督の右腕として一緒に会社を立ち上げ映画完成の為に奔走したプロデューサーのジョン・マイケル・エルファーズも登場。大きな身振り手振りで軽快に語る魅力的な人柄が映し出されるが、終盤、ジョン・マイケル・エルファーズが2023年に急逝されたことが告げられ、「深い愛と敬意をささげる」と故人を偲ぶ言葉で締めくくられ、ハリス監督の盟友への哀惜が胸に迫るラストとなっている。

メイキング映像はこちら　https://youtu.be/-7ln7FvWucA