
上映が始まると、テンポのよい会話劇に会場からは⼤きな笑いが何度もあがった。笑いばかりではなく、衝撃の展開に没頭していた観客が息を呑む場⾯も。終盤では思わず涙する⼈の声で溢れ、⼼に残るストーリーであることが伺えた。上映終了後は、会場中央で⾒ていた⽊下監督、松尾Pを割れるようなスタンディングオベーションが迎えた。また、会場に残るファンの熱は引ききらず、その後も異例となる形でその場で囲まれサインをする⼀幕もあった。会場で作品を⾒た観客は「素晴らしい芸術品です。」「美しいストーリーで構成が素晴らしかった。」「最後まで⾒ると、⼤逆転に⾄るまでの全ての過程が理解できます。終わりは本当に最⾼潮に達し、感動的でした。」「とても感動し、息を呑むような体験でした」と⼤絶賛。ヤクザと花の物語が国を問わず多くの⼈々の⼼を震わせた。

また、翌⽇にはサイン会が実施され、⽼若男⼥様々な100 ⼈を超える多くの⼈が詰めかけ、⻑蛇の列をなした。サインを求める⼈々の中には「オッドタクシー」のファンも多く⾒られ、ファンアートや⾃⾝で⼿作りしたグッズなどを持参し、「今⽇のためにイギリスから来た」という⼈も。それぞれ熱⼼に⽊下監督に 「オッドタクシー」『ホウセンカ』の感想を伝え、監督は⾝振り⼿振りを交えつつ丁寧にその声に応えていた。フランスのみならず、イギリス、アメリカ、タイ、台湾など様々な国籍のファンが訪れ、多くの地域で⽊下監督に注⽬が集まっていることが伺えた。
