6月23日の沖縄「慰霊の日」を前に、先週末13日、ついに沖縄で先行公開を迎えた。沖縄の5劇場(シネマQ、ミハマ7プレックス、サザンプレックス、シネマライカム、ローソン・ユナイテッドシネマPARCO CITY浦添)で封切られた本作は、初日、期待に胸を膨らませる多くの観客が劇場に押し寄せ、朝から長蛇の列ができるほどになった。

子供からお年寄りまで幅広い年齢層が劇場に足を運び、親子、友人、夫婦、家族三世代などでの鑑賞が見受けられ、連日満席となる劇場が続出!『リロ&スティッチ』『国宝』『フロントライン』など、メジャー大作や超話題作を押さえ、【金土日3日間の週末観客動員が沖縄No.1 の大ヒットスタート】を切った。

沖縄の5劇場では、ガジュマルの木をあしらった大きなパネルが設置され、鑑賞後には多くの観客が葉っぱの形をした付箋に感想を書いて張り付ける姿が見られた。SNS上でも、「これまでにない戦争映画」「笑って泣けて、『生きる』素晴らしさを感じられる作品」「悲惨な中でも何気ない笑えるシーンが余計心に突き刺さった」「最初から最後まで泣きっぱなし」「安慶名セイジュンが愛おしいし、山下が段々人間味あふれるし、沖縄県民としては『そうだよね。そうだよね』と心にくることばかり」「大切な人と一緒にいれることを当たり前と思わず大切にしたいと改めて思った」など多くの感想が寄せられた。

また、「戦争を扱った作品は避けていたのできちんと見られるか心配でしたが、最後まで楽しんで見られた」「直接的な戦争描写はあるけど少なくて、代わりに笑えるシーンが入ってて。あの時代に生きた人も自分と同じ人間なんだって実感できた」という感想もあるように、『木の上の軍隊』は、戦争を題材にしているが、ただの戦争映画ではない。悲劇だけではなく、そこで生き抜いた人々の“希望”をユーモアをもって描いている。

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