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『ラスト・ブレス』公開決定!

今年2月に全米公開され、『キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド』に次いで興収チャート初登場2位のスマッシュ・ヒットを記録したサバイバル・スリラー「Last Breath(原題)」が、邦題を『ラスト・ブレス』として9月26日より日本公開することが決定!

本作は、究極の悪夢というべきシチュエーションにひとり取り残されたダイバーの運命と彼を救うべく極限の救出劇に挑む人々を描くサバイバル・スリラー。『教皇選挙』や『ノスフェラトゥ』を大ヒットさせた映画会社フォーカス・フィーチャーズの配給で今年2月に全米公開されると、『キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド』に次いで興収チャート初登場2位のスマッシュ・ヒットを記録。また、辛口レビューサイト「ロッテントマト」では観客スコア91%(2025年6月現在)の高評価を得ており、批評家からも「今年最もサスペンスフルな作品」、「耐え難いほどの緊張感」、「手に汗握る水中スリラー」と絶賛の声が相次いでいる。まさに今年のダークホースともいうべき注目作。

物語の舞台は水深91メートルの海底。完全なる暗闇に覆われ、常人の想像が及ばない世界だ。本作の主人公である若き飽和潜水士は命綱を失い、海上からの酸素供給も絶たれたまま深海に置き去りにされてしまう。もはや“生存確率ゼロ”といっても過言ではない、この絶体絶命の危機を脱する手段はあるのか。そのとき必死の救助を試みる人々は、どのように行動したのか。あらゆる観客を釘付けにするであろうスリルとスペクタクルに満ちた本作は、実際に起こった潜水事故を緻密なリサーチに基づいて映画化したトゥルー・ストーリーでもある。

世界中の海底に張り巡らされたパイプラインや通信ケーブルを守る飽和潜水士は、“地球上で最も危険を伴う職業”のひとつと言われており、彼らが潜る深さは水深300メートルにも及ぶ。実在の主人公であるクリスは、視界が閉ざされた極寒の海底で孤立し、海上との通信手段や酸素供給を失い、生き延びるための最終手段の緊急ボンベも使い果たしていく。生存確率が刻一刻とゼロに近づいていくタイムリミットが“息もつけない”サスペンスを生み出す本作は、それでもクリスの救出を諦めないダイバー仲間の不屈の精神、海上の船で幾多のトラブルに対処する潜水監督官や船長らの苦闘を描出。その結果、この悪夢のような深海のサバイバル・スリラーは、それぞれの職務をまっとうしようとする事故関係者たちが織りなすレスキュー・ドラマとしても熱い興奮を誘う一作となった。

監督のアレックス・パーキンソンは、2019年に発表した同名ドキュメンタリー映画で大反響を呼び、題材となった潜水事故の裏側を知り尽くしたフィルムメーカー。実際に事故が起こった船での撮影を実施するとともに、飽和潜水の作業手順や機材などの細部のリアリティーを徹底的に追求。さらに劇映画ならではのスケール感とダイナミズムを打ち出し、閉所恐怖症的なスリルがみなぎる水中シーンでは、このジャンルの最高峰である『ゼロ・グラビティ』を彷彿とさせる圧倒的な没入感を創出した。また、過度な誇張を避け、実話ものとしての再現度が極めて高い本作は、事故のドキュメンタリー映像も劇中で使用している。

キャストには、ベテランと若手の実力派が揃った。経験豊富な最年長の潜水士ダンカンを人間味豊かに演じるのは、『ラリー・フリント』『スリー・ビルボード』などで米アカデミー賞に3度ノミネートされた実績を持つウディ・ハレルソン。加えて、マーベルのスーパーヒーロー映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のタイトルロールを演じて脚光を浴びたシム・リウがストイックな潜水士のデイヴ、Netflixの人気ドラマ・シリーズ「ピーキー・ブラインダーズ」への出演や、フローレンス・ピューとの交際が話題となったイギリスの若手俳優フィン・コールが絶体絶命の危機に見舞われるクリスに扮し、迫真の演技を披露している。

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