また、翌6⽉20⽇にはユナイテッド・シネマ⾦沢、イオンシネマ⾦沢、イオンシネマ⽩⼭、シネマサンシャインかほくの4か所で<先⾏公開記念舞台挨拶>を開催された。

(マスコミ回はユナイテッド・シネマ⾦沢のみ)平⽇にも関わらず、多くの来場者が詰めかけてくれたことに、⿅賀丈史、常盤貴⼦、宮本亞⾨監督ともに「ありがたい」と感謝を述べ、舞台挨拶がスタート。

主演を務めた⿅賀は、「昨年の12⽉に撮影を⾏い、能登の冬は寒さだけでなく、⾬など天候が変わりやすいのですが、オールロケにも関わらず天候に恵まれ順調に撮影が⾏えたのは、能登のみなさんの思いが通じたからだと思う。被災地での撮影することは、演じる中で芝居をしようとするのではく、その場にいること。その空気を体感することを⼤切にしました。能登の⽅は⾟抱強く、明るい⽅が多く、こちらが皆さんの明るさに救われた」と語る。

また常盤は、「半倒壊となった建物など被災地での撮影だったので、スタッフ全員がヘルメットをかぶって⾏ったのですが、それぐらい危険な場所なんだという緊張感はありました。被災地の状況を映像に残すことが私たちの使命だと感じました。現地の⽅々がとても親切で、撮影中に温かい飲み物を御⽤意してくださるなど温かい雰囲気の現場でした」と過酷だった撮影現場の状況や能登でお世話になった⽅々への感謝を述べた。

宮本亞⾨監督は、「震災後に訪れたボランティア先でこの状況を伝えほしいと⾔われたのですが、私は報道の⼈間ではなく、舞台で伝えるのは難しいとお伝えしたことに胸が痛みまして…。東京で知り合いに話すと被災地で撮影なんて迷惑をかけると反対する声が多かったのですが、現地の⽅が「私たちは前に進もうとしている」と⾔われて、悩んでいる場合ではないと思いトライしました。映画の中で使っているセリフは、ボランティア先などで聞いた現地の声です。「今を⽣きている」、とてもポジティブな⽅が多い。この映画を通じて能登の今を知っていただき、前を向くきっかけになると嬉しい」と語った。

また映画のタイトル「⽣きがい IKIGAI」にちなみ、それぞれの“⽣きがい”を伺うと、⿅賀は「芝居に携わっている瞬間が⼀番元気なので、今回のように素敵な作品に参加させてもらえることが⽣きがいです」と語り、宮本監督は「朝、何気なく空を⾒て幸せを感じる。そんな毎⽇が“⽣きがい”です」と語った。最後に常盤は「私の“⽣きがい”は、能登の皆さんです。住所を能登に移したら?と周りから⾔われるくらい撮影以外でも何度も能登に来させていただいているのですが、⼈とのつながりを⼤切にできることが嬉しい」と能登愛を語った。能登の皆さんへの感謝と愛を感じさせる⼼温まる舞台挨拶となりました。

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