この度、大ヒットを記念して『フロントライン』大阪舞台挨拶が行われ、窪塚洋介、窪塚演じる仙道のモデルとなった近藤久禎医師、関根光才監督が登壇した。

大阪在住の窪塚は「(大阪に住み始めて)13年ぐらいになるので、ナビを使わずに運転できるようになりました(笑)関西圏の雑誌で連載もさせていただいていて、総集編が本になって発売になると思うので楽しみにしていてください」と告知をしたところで、客席から「みてます!」との声が。「ありがとうございます!感謝!」と窪塚が返し、アットホームな雰囲気に。大阪で窪塚が舞台挨拶に立つことが決定し、急遽駆けつけた近藤医師。DMATとして全国を飛び回り色んな現場を経験するなかで「実際に一番大変だったのは1年後の大阪で流行り出した変異株だったかと思います。大阪の全ての救急車は現場で2時間以上スタックしてる、クラスターも40を超えるという状況で我々も支援に入らせていただきました。実際に船で一緒に対応していた医師も何人かいて、そんな中でも、医療事業の福祉の方が患者さんのために何ができるかと考えていただいて。大阪のスタッフの方々と一緒に乗り越えたというのは思い出になってます。」と大阪で対応にあたった時のことを振り返った。そして、「太陽の塔」のドキュメンタリーなど大阪にゆかりのある作品を制作していた監督は「大阪には何度も足を運んでいて、毎回ほっとして。普通にご飯食べていてもコミュニケーションしてくれるので有難いですね。」と大阪の魅力について語った。

今回は2回とも上映後の舞台挨拶ということで今だから話せるQ&Aのコーナーを実施!最初に手を挙げた方から「私事なんですけれども、先日妻が妊娠していることが発覚しまして、窪塚さんのファンなんで何か一言いただけたらと」というリクエストに窪塚は「おめでとうございます!夫婦は向かい合うな、寄り添えということでかれこれ10年ほど仲良くやっております。向き合うと嫌なことが見えたりするけど、寄り添うと前向きな話をするといのがあって。それは、大きな現場で100人と一緒に仕事をしている時も、100人一列になって同じ方向を見てるっていう気持ちでいるようにしていて。自分自身にも寄り添うという感覚でやっています。バーカウンターの法則というんですけど。そんな感じで仲良くやっていっていただければなと思います。」と俳優としての現場での心構えも交えながら窪塚ファンという夫婦にエールを送った。

続いて「何を大事に作品を作っていったのか」という問いに、「近藤先生がモデルになった仙道という役だったんですけど、今回は近藤先生になるというアプローチではなくて、近藤先生が体験したことを仙道として追体験するみたいなことでした。DMATの方は忙しいのにいつもどなたかは現場にいてくださって監修していただきました。一心同体という感じで安心感が本当にありました。監督がOK出してもDMAT的におかしいところがあったら絶対言ってくださいってお願いしてたんです。そのリアリティは胸を張って良いんじゃないかと思ってます。」と撮影の様子を窪塚。近藤医師は「友人から色々感想を聞いていると窪塚さんのしゃべり方がなぜか僕にそっくりだと(笑)それはどちらかと言うとしゃべり方というよりも、我々が何を大切しているのか、それを分かっていただいているから特徴とかも出てきたんじゃないかと思います。」と周囲からの感想を受けて気づいたポイントを明かした。

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