この度、公開記念舞台挨拶が6月21日に都内映画館で実施され、主演の鈴木唯、共演の石田ひかり、リリー・フランキー、河合優実、そして早川千絵監督が参加した。

上映後、万雷の拍手で迎えられた一同。11歳の沖田フキを演じた鈴木は「皆さん、暑い中お越し下さりありがとうございます」と挨拶して「こうして全国の皆さんに観てもらえるのは嬉しいです」と喜んだ。

そんな鈴木は印象深いシーンとして豪雨の中で撮影した場面をピックアップ。「早朝5時に実際の雨に打たれながらの撮影で、夏だったけれどゲリラ豪雨なみの雨が降って寒くて。映像では震えていないけれど、終わった後は凄く寒くて。たぶん人生で一番寒かったと思う」と回想すると、同じシーンで共演したリリーは「予定にはなかった大雨だったけれど、それによって良いシーンが撮れた。良い映画はお天気にも恵まれるんです。映画の神様が応援してくれたのではないか?それがアナタには一番嫌なシーンだったの!?」と笑わせた。

脚本上では雨のシーンではなかったそうだが、早川監督は「スケジュールの都合上、雨の中で撮影をしたけれど、結果的に素晴らしい場面になって、現場でも興奮するほどに感動していました」と語った。
