舞台挨拶の終盤には、鈴木がサプライズでキャスト&監督に感謝の手紙を読んだ。撮影時の思い出を語りながら「『ルノワール』という映画は私の人生を変えようとしています。映画にかかわったすべての方に感謝しています。最後に、映画の中のフキのセリフをまねして一言。『本当に夢でなくて良かったなと思った。』」と締めくくった。

これに早川監督は「素晴らしい」と感激し、石田も「最後のセリフ、鳥肌が立ちました!」と感激していた。すると今度は監督・キャスト陣からサプライズで鈴木に花束を贈呈。これに鈴木は「私がサプライズを考えていたのに…。逆サプライズで驚いています。でもこんなに素敵なお花を頂いて嬉しいです。

フキちゃんは黄色のイメージがあるので、この花束を見るとフキちゃんを思い出します」と喜色満面で、河合も「唯ちゃんのお陰でみんなこの映画に出て良かったと思っている。本当にありがとうございます」と柔和な笑顔を見せていた。

最後に早川監督は、「この作品は、起承転結がはっきりしているわけではなくて、小さな出来事が次々と続いていく映画です。戸惑われた方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、本作を最後まで観てくださった事に感謝を申し上げたいです。少し変わった映画だとは思いますが、印象派の絵画のように色々な感情が混ざり合うからこそ見えてくるもの、感覚があると思います。この映画を観て忘れていた記憶や感覚が蘇ったり、言葉に出来なかった感情を思い出していただいたりして、たった一つでも皆さんの心に触れる瞬間をこの映画の中に見つけてくださったら嬉しいです」と期待を込めていた。

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