この度、、映画の舞台となった<東京><茨城><長崎>の3都市で、本作の完成披露試写会を同時開催!東京会場には、主演の桜田ひより、そして映画では東京パートに出演した黒川想矢、星乃あんな、本作が劇場長編デビューとなる山元環監督が登壇。さらに舞台挨拶中には、映画で桜田演じる亜紗がオンラインを駆使して各地と繋がったように、同時にイベントを開催している<茨城><長崎>との中継も実施。<茨城>からは水沢林太郎、河村花、<長崎>からは中野有紗、早瀬憩が参加し、皆で本作の完成を祝った。

東京会場には主演を務めた桜田ひよりをはじめ、東京パートに出演した黒川想矢、星乃あんな、そして本作で劇場長編デビューとなる山元環監督が登壇した。
いよいよ映画が完成したということで、桜田は「ついにこの日が来たかということでワクワクしているのと、わたしたちが去年の夏に力を合わせて最高の作品をつくりあげたのでこれからもっと盛り上げていけたら思います」と感慨深い様子であいさつ。

黒川も「脚本を読んだ時は、すごく懐かしい気持ちになりました。コロナ禍があったからこそ出会えた人とかが頭に浮かんできました」と振り返り、「僕は映画を観て、すごく勇気をもらうことができました。本編の中で望遠鏡を覗いて、星を探す“スターキャッチ”のシーンがあったと思うんですが、僕にとってはそれが祈っているようにも見えたんです。星にピントを合わせる姿が、先の見えない挑戦に思えましたし、そういうものにも挑戦した方がいいんだなという勇気を、この映画からもらいました」とコメント。

さらに星乃が「コロナ禍の時、わたしは小学六年生くらいでした。だから脚本を読んで、自粛期間だったり、修学旅行が中止になった時の、つらい思い出がたくさん蘇りました。そして映画を観ると、脚本で読んだ時よりもさらに鮮明に思い出しましたね。また、映像の迫力もすごくて圧倒されました」と感想を述べ、「今まではコロナというと、つらかった、しんどかったというイメージしかありませんでしたが、映画を観た後は、こういう時期もあって良かったなと思えました」と続けた。

また本作をひと足先に試写を鑑賞した人からの評価も高いとのことで、それを聞いた山元監督も「僕にとってこの作品が長編商業初監督作品になります。今までよりも規模の大きな作品をつくらせていただいたのですが、みずみずしさというか、今の僕でないとつくれないような純度でできたのかなと思います。また、そういう評価を受けたり、様々な感想をいただき、大変嬉しいです」としみじみ語った。

劇中の物語は、真宙まひろ((黒川)から亜紗(桜田)へかけた電話から更に加速していくが、実際の撮影現場では、黒川、星乃は、桜田とは会っていなかったという。そのことについて黒川が「これまでに桜田さんとは2回お会いしたことがあって。はじめて会ったのが日本アカデミー賞の授賞式の会場でした。僕にとっては雲の上の存在です」と語ると、「地上の人間です」と笑ってみせた桜田。さらに黒川が「2回目は(クランクイン前に行われた)星についての勉強会でした。その時にいろいろとお話ができたから、撮影はリモートだったんですけど、想像しながら演じることができたと思います」と語ると、桜田も「撮影の前に、『オンラインスターキャッチコンテスト』のシーンの説明をするシーンの本読みをしたことも生かされたと思います。(撮影中に交流がなかったからこそ)その時の熱量を基準として、演技ができたという感覚がありました」と振り返った。山元監督は「東京は東京で撮りきって、茨城、五島もそれぞれ撮りきっているから、キャストの皆さんはお芝居の現場では会っていない。皆が繋がっているという想像をしながらの芝居で大変だったと思っていましたが、クランクイン前の本読みに意味があったなと、今のお話を聞いて感じました」としみじみ語った。