この度、本作の脚本家・森野マッシュ氏が法政大学文学部出身という縁で、法政大学キャリアデザイン学部TTCゼミ主催による特別試写会とトークイベントを実施され、山元環監督と森野マッシュに加え、東京パートで物語を担っている俳優の黒川想矢、星乃あんながサプライズゲストとして登壇した。

本作の脚本を担当した森野マッシュの母校である法政大学で、およそ200名の学生を招待する『この夏の星を見る』特別先行試写会を実施。山元監督が「皆さんが映画を観ている後ろ姿を見させていただいておりました。真剣なまなざしで観てくださっていて嬉しかったです」とあいさつすると、まさに母校への凱旋となった森野も「ここのスカイホールが開く機会はなかなかないので、今日は嬉しい気持ちです」と感激した様子を見せた。

学生たちから「辻村深月先生の小説をどうやって映画化に?」といった質問が。山元監督は「もともとプロデューサーチームがいて、この映画の企画を立ち上げたわけです。僕がやりたいと思ったのは、辻村先生の原作というのがひとつ。そして、コロナ禍ではいろんな人たちが大きなダメージを受けましたが、そんな中で自分のやりたい目標や、自分が決めたことに対して一歩踏み出すような、みずみずしいキャラクターたちにスクリーンで出会いたいなと思ったのがきっかけです。プロデューサーの方々とそういう思いが合致したので、ぜひやらせていただきたいと思いました」と述懐。

また、「もともと辻村深月先生の小説が大好きだったんです」という森野も、「在学中から先輩に何が好き?と聞かれると、辻村先生ですと言ってきたくらい大好きな作家さん。脚本をやりませんか?と言われて叫んでしまったくらい本当に嬉しかったです。この中にも好きな原作を映像化したいという人もいるかもしれないですが、そんな日が来るんですよ!言霊はあるので、言うことが大事だし、熱量があれば、やる機会はある。そういうことが提案できる業界だと思います」と万感の思いを明かし、学生たちに熱いメッセージを送った。

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