さらに田畑も「わたしは韓国版のドラマがずっと大好きで。もともとやってみたいと思っていた役をいただけることができたので、ものすごく縁があるなと思っていて。ずっとウキウキで現場に出ていたけど、実年齢では皆さんの中では年上だったので。住吉さんという役は、後輩を大事にして見守る役なので。基本的には現場でも客観的に見ていたりしました」とコメント。そして七五三掛が「監督からは、悠斗はカッコ良くいてほしい。でもアイドルすぎないくらいがいいとも言われて。すごく難しい塩梅でした。2 話でいうと同窓会のシーンなんですが、同窓会にいた人をかき分けるシーンがあり、そのかき分け方はアイドルすぎると言われたことがありました。やはりこの作品はハラハラするシーンが多いので、悠斗のシーンは休憩できるようなシーンになったらいいと言われたんです」と笑いながら述懐。

その同窓会のシーンは、スケジュール的に撮影の終わりの方で撮られたものだったというが、「監督からは(最初に比べて)カッコよくなったねと言ってくれて。それがうれしかったですね」と明かすと、撮影中は「気持ち悪い!いいね!」と言われていたという横山が「そんなこと一度も言われなかった。いいな」とうらやましそうなしぐさをしてみせて会場を笑わせた。
そして劇中ではキーパーソンを演じることになる黒崎は「1話、2話をご覧いただいた時の役の印象と、3話以降でご覧になっていただいた時の印象は変化がある役だと思って。楽しく撮影させていただきました。キーパーソンなので、これから話が進むにつれて、関わりが深くなる神戸さん(小芝)や鈴木部長(佐藤)が、自分の行動や決断に迷いがでるシーンが出てくるんですけど、あるけど、シリアスになる部分を明るく引っ張る感じの。ふたりの味方でいるような、明るい人でありたいと思い、演じさせていただきました」とコメント。

イベントでは、本作の物語にちなみ「タイムリープしてリベンジしたいこと」について質問するひと幕も。だが突如ソワソワしはじめた黒崎と田畑。実はフリップには2人とも「ありません」と書いてあり、「ありませんはあかんで」と横山よりツッコミ。まずは黒崎が「悩んだんですけど、出た答えがこれで。わたしの人生で出会った人はいい人ばかりなので、また会いたいなと思いました」と語ると、「左に同じです」と笑った田畑。「私すぐに忘れちゃうんで、前を向いて頑張りたい」と語ると、「いい答え!」と感心した様子の登壇者たち。七五三掛は「僕はドラマの打ち上げですね。次の日仕事が早くて早く出ちゃったんですけど、出る直前に(佐藤)健さんから『もうちょっといてほしい、話したい』と言ってもらったけど、『明日早いです』と言って出ちゃったんです。

それを今でも後悔してて。もう一回戻って、もうちょっと話したい」と告白。さらに白石が「17歳、高二の時。実際には卒業できたけど、課題の提出に追われて留年する夢を見たんです。あの時に戻ってすがすがしい気持ちで卒業したい。あの先生の顔が忘れられない」と語ると、最後に横山が「僕、昨日焼き肉に行ったんですけど。そこで中ライスを頼んでしまって。大ライスにしとけば良かった」と語るも、しばし考えた後に「やっぱり“ありません”」と言い直して会場を笑いに包み込んだ。
そんなイベントも終盤となり、最後のコメントを求められた白石は「撮影では楽しいこともたくさんあったけど、大変なこともありました。その分、皆さんに観ていただきたいシーンがたくさんあります。今日は2話まで観ていただいたんですが、少しでも面白いと思っていただけたらまわりの人に広めていただければ。日本版も世界中の人に見ていただけるような作品になっているので、最終話に向けて物語もドキドキハラハラしていくのでお願いします」とメッセージ。横山も「濃厚な4カ月間でした。出演者はもちろん、本当に朝から晩まで、スタッフさんが命を削ってつくった作品です。監督も細部にまでこだわって。監督は韓国の方ですが、日本の良さを演出してくれて。あらためて日本もええなと思いました。日本オリジナルの結末が待っているので、宣伝もお願いします!」と会場に呼びかけた。
