リピーターも続出している本作。MCが、「今日初めて観る方は?」と客席に呼びかけると多くの手が挙がり、「初めて見る方は『1ライン』、2 回目は『2ライン』と言うんです。」と明かされると、小栗が、「本当ですか?(笑)」とツッコむ場面も。中には5ライン(5回目の鑑賞)という観客もいて、二人も驚きの様子だった。
増本プロデューサーの耳にも、「3回目でも泣いて、4回目でも泣けました」との声が届いているとのことで、その理由を、「ストーリーを追いかけるような物語だと途中で飽きてくることがあると思うんですが、今回は小栗さんはじめキャストの演技が本当に素晴らしいので、何度見てもその表情だけで胸が打たれると思うんです。何回観ていただいても、良い作品になっていると思います。」と話した。それに小栗も同意し、「僕も2回目観た時に、桜井さんの記者の役が絶妙に揺れ動いている様が見えて素敵だなと思いました。」と、2回観たからこそ気付けたこともあったと語った。

本作の舞台となった豪華客船ダイヤモンド・プリンセス号が寄港した地、横浜での初めての舞台挨拶となったが、ここで小栗から、実は昨日28日(土)の大阪での舞台挨拶後に、沖縄に停泊しているダイヤモンド・プリンセス号を見に行ったことが観客に発表されると、客席からはどよめきの声が!

本作で森七菜が演じている豪華客船のクルー・羽鳥寛子のモデルとなった元ダイヤモンド・プリンセス号フロントデスク・クルー和田祥子さんが沖縄在住ということで、和田さんも合流し二人で本物のダイヤモンド・プリンセス号を見たそうで、実際に沖縄でダイヤモンド・プリンセス号を見た小栗は、「本当に大きかった!」と感動した様子。

ダイヤモンド・プリンセス号をバックに和田さんと撮った写真も紹介され、小栗から、「和田さんは現在はクルーとして働いてはいませんが、船内でDMATの方とご一緒する中で、DMATメンバーから『医療が向いていると思う』という声をもらったことをきっかけに、今鍼灸師の勉強をしているそうです。」と、船内での活動が和田さんの道を変えるきっかけになったというエピソードも明かされた。