また、小南監督は、初めての長編映画ということもあり「全シーンこだわって撮った」とのことですが、「1番声を出してはしゃいだのはラグビーの試合シーン。メガホンを持ちながら楽しくなっちゃって、青春をやり直しているみたいな気分になりました(笑)」と打ち明けていました。この撮影を、教室から眺めていたという向里さんは「(学生のときに)教室から運動部の子を見ているときみたいで懐かしくなっちゃって、印象に残っています」としみじみと話しました。

あっという間にイベントは終了の時間となり、新原さんと小南監督が締めのコメントを担当しました。新原さんは「初主演となる映画が『YOUNG&FINE』で本当によかったです。ちょうど1年前に、初めて膝の裏が真っ黒になるまで頑張った作品ですが、それくらい我を忘れて『この瞬間にかけなきゃ!』と思わせてくれる作品に出会えたなと思います。原作を読んだときも、気づいたら読み終わってるほどに没頭していました。オーディションは『僕以外にはやらせない』というテンションだったくらい、本当に力を入れていた作品なので、皆さんの目に触れることができて本当にうれしく思っています」と胸の内を明かしました。

最後に、小南監督は「不完全な人間たちが出る変わった映画かなと思っています。劇中で高校生がお酒を飲んだりしているので『どうなんだ』って思う人も多いかもしれませんが、少なからずお客さんも通ってきた道かなと思っています。この映画を観て引っかかるものがあったら、帰り道に皆さんの青春と照らし合わせながら、思いにふけてくれたらうれしいなって思います。まだ公開して2日目ですが、欲してくれる人にどんどん見てほしいです。応援してくれる方はたくさんいると思います。引き続き応援のほどよろしくお願いします」と呼びかけ、イベントを締めくくりました。

6月27日(金)新宿武蔵野館ほか全国順次公開中

1 2 3

4

RELATED

PAGE TOP