厚労省からクルーズ船対応のために神奈川県庁に派遣された役人・立松を演じた松坂桃李。立松という役柄について「型破りな感じもありつつ、正義感と冷静さ、向き合う事柄に対しての強い感情が同居している人物」と松坂はコメントし、冷たくDMATへ出動依頼を言い放つ姿から「僕は責任を回避しているんです。結城先生や他にも関わった人たちの善意や良心につけこんでいるんですよ」と吐露する姿に立松が向き合っていた葛藤がメイキング映像で描かれる。

DMATの医師・真田を演じた池松壮亮が監督と入念に話し合いながら「僕の家族のことは誰が考えてくれるんですか」とやり場のない不安を結城に明かすシーンを撮影する様子や、船内で指揮をとるDMATの仙道を演じた窪塚は「映画の中でどれだけ自分が仙道として生きられるか」を追求し撮影に臨んでいる姿が映し出されている。

クルーズ船のクルーの羽鳥を演じた森七菜はモデルとなった和田氏に当時の船内の話を聞きながら、「船に残されたご家族が不安に思ってる気持ちご理解できませんか?」とクルーとして船内の状況を少しでも改善しようと全力で向き合う羽鳥役を真正面から演じた。

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