この度、場面写真が解禁!

これまでこのバンドの公認ドキュメンタリーといえば、1973年のアメリカ・ツアーを中心に構成された『レッド・ツェッペリン 熱狂のライブ』(76)だけであった。ライブ映像集としては1970年代のコンサート映像を収録した『レッド・ツェッペリンDVD』(03)もあるが、企画から撮影、完成までメンバーが歩調を合わせ、「公式」のお墨付きを出したのは今回が初。

そもそも、インタビューやテレビ番組での演奏も拒んでいたバンドにおいて、映像素材そのものが貴重であったが、ましてひとつの記録映画のために新たな証言を行うなど、過去半世紀において考えられなかった奇跡の事態といっていい。2021年、未完成状態のプリントが第78回ヴェネチア映画祭で上映されたとき、ペイジは「素晴らしい。ストーリーのエネルギーと音楽のパワーは驚異的だ」と語り、終映後、10分間に及ぶスタンディングオヴェーションを感動の中で見届けたという。

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