さらに過⼲渉の⺟親から逃れるため、宗教にのめり込む⽔宝⽯(あくあ)を演じた本⽥は「役としては⽔宝⽯に本⽥望結を連想してくださったのがなんでなんだろうというのがすごく気になっていたんですが、監督からは家族とか愛とかに(悩んでいる)イメージがない⼈にこそ演じてほしいと⾔われたので。それならわたしがやらせていただく意味があるのかな、と思いました」とコメント。さらに「これだけ本⽥望結を封印した役ははじめて。素直に⾔いますが、私⽣活から何のヒントも得られないというか。本⽥望結として経験したことを⽣かせるのは、役者として⼤事だと思うんですが、なかなかそう思える部分がなくて。でもそれが監督の狙いなんじゃないかなと思ったので、本当に監督には助けてもらいました」と明かした。

そんな本⽥に対して、なぜかクスクス笑いが⽌まらない南。「沙良さん、今⽇ずっとわたしの顔を⾒て笑っているんですよ!」という本⽥に対して、「1年間くらい、ずっと聞きたいなと思っていたことがあるんですよ」と告⽩した南。「撮影当時に、わたしがその時ハマっていたゲームを⼊れてくださったんです。友だちの島にも遊びに⾏けるゲームなんですけど、そこに遊びに⾏ったら、本⽥さんのペットの名前が『沙良』だったんですよ。もうビックリしちゃって。『どういうこと?』って。でもわたしの『沙良』じゃないかもしれないし……なんでペットの名前が『沙良』なんだろう?ってすごく気になっていました」と語ると、本⽥も「それは沙良さんに教えていただいたゲームだから。しかも沙良さんの漢字で『沙良』です」と説明。本⽥の律儀な⾏動に南も思わず「やばい!やばいですね!」と興奮気味。そんなふたりを笑いながら⾒ていた⾺場は「わたしはそんなやり取りがあったなんて知らなくて。ふたりが仲よさそうにしゃべっているなと微笑ましく⾒てました」と振り返った。
また宮⽥と江永が働くコンビニの同僚・堀⼝を演じた基は「僕⾃⾝は撮影が短かったんで。皆さんとほとんどお話もできていないんですよ。だから今、その話を聞いて、そんなことがあったのかとビックリしています」と語ると、「実は今⽇ビックリしたことがあって。控え室に座っていて、今⽇は何をしゃべろうかなと考えていたら、『どうもー!』という声があって。IMP.のメンバーの影⼭拓也と松井奏が、⽩Tとデニムに野球帽という、双⼦コーデでいきなりカメラ回しながら⼊ってきて。⼀瞬、迷惑系YouTuberかなと思ってビックリしましたけど、わざわざ朝早くに準備して、カメラを持って突撃してきてくれて。メンバーってすごくいいなと思いました」と述懐。その様⼦を井樫監督も「微笑ましい光景でした」と⾒ていたというが、「でも本当はたぶん監督にあいさつするのが⽬的だったと思うんで。もう、そうなんじゃないかなと思うくらい、僕の⽅にはヘラヘラしてて。監督の前ではすごい丁寧に頭を下げていましたから」と冗談めかして会場を沸かせた。
