そんなキャスト陣について井樫監督は「ふたりは、原作から想像していたイメージをさらに乗せて表現してくれたなという印象があるので、本当に感謝しております。本⽥さんに関しては、さっきも⾔いましたけど、あまり⾒たことがない本⽥さんを出してくださって。たぶん⼤変だったと思うんですけど、陽彩と雅とはまた違った、キーになる⼈物としてすごく印象的になったんじゃないかなと思います。そして作品を観るとそうだと思うんですが、結構しんどいシーンが続く中で、基さんが出てくるとちょっとホッとするというか。そこがすごくいいなと思いました」と語った。

今まで⽣きてきた⽣活や、毒親からなかなか抜け出せないキャラクターたちが多い本作にちなみ、イベントでは登壇者たちの「抜け出せない」エピソードについての質問も。まずは基が「僕は観に来てくださってる皆さんの顔を⾒ちゃうんですよ。ライブでも結構、皆さんの顔⾒てるんです。今⽇も、映画館なのに双眼鏡で観ている⼈がいたりして。僕も舞台挨拶がはじめてなんで、新鮮ですね。皆さんを⾒ると「キュンです」とやってくれたり。なんかおもしろいですよね。ついつい⾒ちゃいます」と語ると、本⽥も「わたしは沙良さんの観察が抜け出せないですね。撮影の時からもうずっと、なんか沙良さんのことが気になってて。それもあってゲームされていた時も気になっちゃったんですよ」と語ると、「それで(ゲームの名前が)沙良に」と返した南は、「そんなことはじめて⾔われました!」と笑ってみせた。

続く⾺場は「わたしは寝るのが信じられないぐらい遅くて。絶対にはやく寝たほうがいいに決まってるじゃないですか。撮影も朝早くて、4時とか5時とかに起きたりするんですけど、基本寝る時間が変わらないんですよ。今⽇も4時ぐらいまで起きてて、寝れないですよね。寝れるようになりたいなと思っています」と明かす。そして南は「わたしは最近、ガチャガチャにハマっていて。“めじるしアクセサリー”というのがあるんですけど、狙いのものが出るまで回したいんですよ。だから出るまで何⼗回もやっちゃうんです」とハマっているものについて告⽩した。

そして最後のコメントを求められた南は「わたしは本当に、⽇々⽣きづらいなと思って⽣きているんですけど、そう思っている⽅って、わたし以外にもきっとたくさんいらっしゃって。こうやって陽彩みたいな環境に置かれている⽅もたくさんいらっしゃると思うし。そういう⽅に寄り添えるような映画になっているんじゃないかなと思うので、たくさん⾒ていただけると嬉しいです」とメッセージ。井樫監督も「毒親っていう、ちょっと重たいワードから始まる映画ではあるんですけれども、⾃分の⼈⽣を確かに⽣きていこうとする、⼒強い⼆⼈の物語だと思っておりますので。その物語を⾒ていただいて、何か⾒ていただいた⽅の⼼に引っかかるものがあればいいなと思っております。公開は始まったばかりですので、ぜひ⼝コミ等々よろしくお願いいたします」と会場に呼びかけた。

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