この度、7月7日に公益社団法人日本外国特派員協会で試写会が行われ、上映後に主演の山田裕貴と平一紘監督が記
者会見を行った。

国内外多くのメディアが集ったこの日、平監督は「この作品を終戦80年に撮れたことは大きな意義があると考えています」などと英語で挨拶。山田は「このような世界に発信できる機会を設けていただき、心より感謝いたします。一生懸命伝えるべく、手紙のような形にさせて頂きます」と英語で伝え、「この作品は誰が敵で誰が味方か、そのような戦争映画ではありません。誰もが望む平和な未来、これはどの国にいようと一緒だと信じています。そのなかで、戦争で戦った偉業よりも生きようとすることの滑稽さや生きていることが何よりも大事だと、そんな祈りのような作品です。どうかたくさんの人々に広がることを祈ります」と本作の核となるテーマを紹介していた。

沖縄県伊江島出身の新兵・安慶名セイジュンを演じた山田は「ものが食べられない、水が飲めない中で体重を落とすのは当たり前のことで、それ以外では、演じるシーンの中でこの瞬間に安慶名は何を思っているのだろうか?という事を、監督の『レディアクション!』まで考え続ける事。それしか僕らには出来ない。キャラクターのモデルになったお二人が何を思ったのか、台本にあるセリフなどの設計図をかみ砕いて演じるのが僕の中での役作りであり、安慶名への挑み方でした」と役作りを回想した。

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