世界中で愛され続けてきた「ジュラシック」シリーズに、新たな風が吹き込まれる。シリーズ初となる女性主人公に抜擢されたのは、世界的スター、スカーレット・ヨハンソン。幼少期からシリーズの大ファンだったという彼女は、出演することを長年の夢として抱いてきた。「映画館に行き始めたばかりの頃に『ジュラシック・パーク』を観に行った記憶があります。この15年間、シリーズに関するものはくまなく追ってきて、映画が製作されると聞くたびに出演可能だとアピールしてきましたが、全く上手くいきませんでした」と語る。

転機が訪れたのは、本作の製作の噂を耳にした時だった。今度こそ夢を実現させたいと、ヨハンソンはスティーヴン・スピルバーグに直接連絡を取り、面会を申し出たという。「どうしてもこの映画に出たいんです。最初の5分で死ぬ役でも構いません!子供の頃からの夢なんです!私にやらせてください!あっと言わせてみせますから。」と訴えた。

その熱意を受け取ったスピルバーグは、キャスティング会議の場で彼女の名前を提案。ギャレス・エドワーズ監督は当時の様子を次のように振り返る。「スタジオでゾーラ役について話し合っていた時、スティーヴンが『実はスカーレット・ヨハンソンが何カ月も前からこのシリーズに出たいと言っていて、会う度にその話しかしないんだよ』って(笑)。それを聞いて僕は『それならもう彼女に連絡しましょう!ピッタリじゃないですか!』と即答しました。」
