この度、7月23日に小中学生を対象にした試写会が東京都豊島区立千登世橋中学校で行われ、ゲストとして本作の平一紘監督が登壇した。

今回、沖縄県伊江島(伊江村)と東京都豊島区が交流都市であることから、豊島区の小中学生を対象にした試写会がが実現し、猛暑にも関わらず、120人もの小中学生やその保護者が訪れた。6月に伊江村立伊江中学校でも特別試写会を経験している平監督。東京で多くの子供たちに観てもらえることがとても楽しみだったという。上映後、生徒たちからは、本作への質問や感想の手が活発に上がっていた。
撮影の主な舞台となった巨大な1本のガジュマルの木には生徒たちも驚いたようで、「沖縄にガジュマルの木はいっぱいあると思うが、なぜこの木を選んだのか?」という質問に、「実は、ふたりの兵士が逃げ隠れできそうなガジュマルの木はそんなに無いんです。なので、撮影に使うガジュマル探しの旅をずっとしていました。最終的には、伊江島の公園で見つけたガジュマルの木にもう一本の木を合わせ、地元の造園業の方と映画の美術さんが植樹しました。今でもその公園にはそのガジュマルがあるので、いつでも逃げ込めますよ!」と優しく答えた。
