「将来、自分も“ジュラシック”シリーズに携わりたい。どうすればおふたりのようになれますか?」という夢あふれる質問には、デヴィッドは「自分が大好きな作品を作りたいという気持ちを持つことが大切です。たとえば動機がお金や有名になりたいという気持ちだとうまくいきません。とにかく自分が見たいものを作りたいという気持ちを追及し、自分自身を信頼することです。パレードは後ろからではなく前から自分が引っ張っていくものです。自分が愛することは他の方にも喜んでいただけると思います」と回答。ギャレス監督は、「僕が16歳のとき『ジュラシック・パーク』を観て映画に携わりたいと思いました。それから映画学校へ行き、いろんな仕事に挑戦しましたが何度も断られてきました。今日、この舞台で『ジュラシック・ワールド/復活の大地』を皆さんに公開できます。僕は今年50歳になりました。絶対にネバーギブアップ!夢は叶うものだと思います」と、それぞれ熱意あるアドバイスが送られた。
続いて、日本語吹替版で主要キャラクターを演じた松本若菜(ゾーラ・ベネット役)、吉川愛(テレサ・デルガド役)、楠大典(ダンカン・キンケイド役)の3名が登壇。松本は「本日は、日本最速上映ファンイベントにお越しいただきありがとうございます。

本作の壮大な世界観に心をワクワクしながら挑みました。ぜひ最後まで楽しんでください」、吉川は「本日はジュラシックの素晴らしさを存分に味わってほしいと思います」、楠は「今日は、この素晴らしい時間を僕たちも楽しみたいです。そして、皆さんはぜひ大スクリーンで映画を堪能してください」とそれぞれ挨拶し、会場からの拍手に笑顔で応えた。

事前に日本語吹替版の1シーンを鑑賞したというギャレス監督は、ダンカン役を演じた楠へ対し、「ダースベイダーの声もやっているんですね。ずっと一緒に仕事をしている関係ですね」と言葉をかけ、楠は「これからも長く続きますね」と笑顔で応えた。デヴィッドは吹替が素晴らしかったと称賛し、「声をあてるという仕事は、技法というよりも芸術だと思います。自分の感覚や気持ちを投影されるスクリーンに向けて表現しています。あまりこの分野に光が当てられていない気がしますが、本当に素晴らしいお仕事だと思います」とコメントを寄せた。
