沖縄出身でセイジュンの幼馴染・与那嶺幸一役の津波は「おじいちゃんおばあちゃんが生き延びて命を繋いできてくれたから僕らはこの世界に存在している。映画という媒体を通してみなさん一人一人に日常が素晴らしくてありがたい事なんだと伝えることが出来たら嬉しいです」と述べた。

最後に平監督は「キャストの皆さんは並々ならぬ覚悟で現場にいてくださり、語り尽くせない思い出がたくさん出来ました。撮影の中で撮れたものを素晴らしいスタッフたちが素晴らしい映画にしてくれました。そして今日こんなに感動するとは…。監督冥利に尽きるとはこのことだなと思います。皆さんに観ていただいて初めて作品が完成したと思います。これからも『木の上の軍隊』を宜しくお願いします」としみじみ。

津波は「本作のテーマは、生きるです。多くの方々にシェアしてください」とアピール。

山田は沖縄では子供世代にも本作が広がっていることに触れて「戦争を知らない子たちも恐怖だけではなく、知ろうとしてくれている事が嬉しい」と噛みしめて、堤も「心の奥底から、一人でも多くの方に本作を観ていただきたいと思います。どんな形でもいいからとにかく観て欲しい。どうぞご協力ください」と呼び掛けていた。