この度、7月26日にニッポン放送「上柳昌彦 あさぼらけ」映画『雪風 YUKIKAZE』特別試写会が実施され、寺澤艦長(竹野内豊)の妻役を演じた田中麗奈と本作品の企画プロデューサーの小滝祥平が登壇した。

まず、MC・上柳昌彦の呼び込みにより登場し、小滝は「『聯合艦隊司令長官 山本五十六』という映画を作った際に、原作で歴史家の半藤一利さんから、今度『雪風』という艦を勉強してごらんなさいと言われた事がきっかけです」と映画製作の背景について語った。そして、史実とエンターテインメントのバランスについて悩まれたのではと問われると「半藤さんに、『無知を恥じずに勝手にものを作ってはダメだ。歴史をしっかり学んで、その上で脚色することは構わない。』と、つまり知らないで作ってはいけないとかなり厳しくおっしゃられましたね。」と話し、脚本を作るうえで小滝は「当時は海軍でも陸軍でも元兵士の方がたくさんいらっしゃったんですよ。今回現役でお会いできた方は5名でしたが、『雪風』は幸い沈まなかったので最後の主計長の方が乗員の手記をお書きになって。それをお子様から見せていただいたり。脚本家と国会図書館に通って写して勉強していました。」とたくさんの資料と当時の方にお会いしながら制作したことを明かした。
