この度解禁となったのは、バイノーラルミックスによって深海の生々しい音を360°再現した「“極限潜水”立体音響予告篇」。

水深91メートルの暗く孤独な海底に、水や呼吸音が生々しく響き渡る映像だ。飽和潜水士たちは海底に張り巡らされたパイプラインや通信ケーブルの補修作業を行うため、この孤独な世界に身を投げる。彼らが潜る深さは水深300メートルに到達することもあり、そのあまりに過酷な状況から、飽和潜水士は“地球上で最も危険を伴う職業”と言われている。今回の立体音響予告篇は、そんな環境における“音”が強調されることで、まるで飽和潜水士の一員になって、実際に暗闇の深海を潜っているかのような、圧倒的な恐怖と臨場感を体感することができる映像となっている。

極限潜水”立体音響予告篇はこちら https://youtu.be/Trbko5-mJDI

もともと音楽家になりたかったというパーキンソン監督は、深海の描写と同じくらい“音”にこだわったとオフィシャルインタビューで語っている。音に携わるスタッフも一流ばかりで、作曲は、ドキュメンタリー界の巨匠エロール・モリスの諸作品や、SFゲーム「サイバーパンク2077」のサウンドトラックを担当してきたポール・レナード=モーガンが務め、整音技師は『教皇選挙』のサウンドデザインを手掛けたベン・ベアードが担当。ふたりとも、ドキュメンタリー版「ラスト・ブレス」でもパーキンソン監督とタッグを組んでおり、音に対するこだわりはドキュメンタリーが完成した2019年の時点で共有できていたという。

1

2

3

RELATED

PAGE TOP