美しくて恐ろしい。
この映画を初めて観た時の衝撃は今でも忘れられない。
実際に競技を始め、⽔深100m のグラン・ブルーへ辿り着いた。
憧れ続けたそのブルーは地球上の⻘を全て集めたかのような⻘だった。
グラン・ブルーとは⼆つとない⻘い宝⽯だ。
触れることは出来ても持ち帰ることは許されない。
そこにしかない⻘を湛えている。
だからまた何度も潜るのだろう。
今回の4K版によって新たなグランブルーファンが⽣まれ、海に潜る⼈が増えることを確信している。
――篠宮⿓三(プロフリーダイバー/アジア記録保持者[115m])
3時間ほとんど海。海海海。最⾼。
曲と映像も⾮常にマッチしていて、2⼈の友情がより際⽴ってる映画。
この2⼈のように⾃分の居場所、あるべき場所というのが⾃分にも⾒つけられたらいいな、
いや、既に⾒つけてて、気づいてないだけなのかな。
リュック・ベッソンって、すごく⼼にズシッと来て考えさせられる映像作るの上⼿すぎる。
私もマブダチと⽔中で乾杯して酩酊したい。
――RaMu(タレント)
フリーダイビングがまだ⼩さく、未開拓の挑戦だった時代。
⼈類の好奇⼼と海に潜る者たちの冒険⼼が輝いていた。
『グラン・ブルー』はその空気を映していて、今も私の原点。4Kでまた出会えて嬉しいです。
――岡本美鈴(フリーダイビング ⾦メダリスト/⾃⼰記録[100m])
リュック・ベッソンの美学と映像⾔語が最も純化された名作『グラン・ブルー』。
4Kリマスターによって、80年代的感性と耽美の極致が鮮明に蘇る今、その神話性の本質がより鋭く浮かび上がる。
――⽴⽥敦⼦(映画ジャーナリスト)
何度観ても⼼を奪われる、⽉明かりの下でまるでダンスを踊るかのようにイルカと泳ぐジャック。
彼らを包み込む夜の海の深く透明なブルーが、より鮮やかに映し出されていました。
――新⾕⾥映(映画ライター)
光の届かない海の深淵へと潜降してゆくジャックの姿。4K で表現された群⻘から漆⿊へと変容するグラデーションは、あたかも彼がすぐ傍に
存在していると錯覚させるほど美しい。
――松崎健夫(映画評論家)