巡星(めぐりぼし)でロボット整備士として暮らす少女・ラコ役の白石は、本作について「それぞれの人生が重なり合うのが一つのポイント。不思議な出会いから始まるめぐり逢いの奇跡的な物語が、観てくれる方々それぞれの人生に重なるだろうと思います」と共感を呼ぶ作品だと述べた。

物語の鍵を握る研究員・キザナ役の日笠は「誰が正義で誰が悪なのか?それは視点によって変わるし、全体を俯瞰して見た時に誰が正しいのかなんてわからない。それを決めるのは歩んでいく先々の未来の人たちの思い。そんな事を感じさせる物語」と壮大なストーリーであることを紹介した。

アーケードゲーム『星と翼のパラドクス』を原作としながら、設定・世界観を大切に全く新しい物語として誕生させた脚本家の西田は「人と人とが繋がる。しかもゲームの登場人物とプレイヤーが繋がることでお互いが実在していく。そこが原作の核心。本作もアニメーション映画という架空のものではあるけれど、映画の世界と私たちの現実世界が繋がることで真実になる。そんな出来事が起こればいいなという思いを込めて作りました」と狙いを述べた。
