ベートーヴェンの溺愛に反発する甥・カール役の前⽥は「休憩中は和気あいあいだけれど、撮影ではベートーヴェン⼀家ならではの絶妙な緊張感があって。ピリッとしながら本番を演じたのが印象的でした」と撮影を回想。⼩澤は古⽥のベートーヴェン像を絶賛しながら「ヨハンはベートーヴェンを慕っているので、僕は微笑ましく⾒つめていました」と述べた。

そんな中、本作の⾒せ場のひとつ『第九』初演のシーンで、コンサートマスターを務めるシュパンツィヒ役の⼩⼿はヴァイオリンを、ベートーヴェンの補佐を務めるウムラウフ役の野間⼝は指揮を猛特訓して撮影に臨んだというが⼩⼿は「試写を観たらヴァイオリンを弾いているところがあまり映っていなくてビックリ!」、野間⼝は「腕が取れるのではないかと思うくらい練習したのに、瞬きのタイミングが悪ければ僕はずっと映っていないのと同じ。瞬き注意!」と指揮をする姿があまり映っていない事を暴露して⼤爆笑を巻き起こしていた。

舞台挨拶の後半には“暴⾛する愛が歴史を変える”というキャッチコピーにちなんで、“捏造”したい過去の失敗エピソードをそれぞれ発表。関監督は学⽣時代に卒業制作のフィルムの⼀部を電⾞に置き忘れてしまった過去、染⾕は⽅向⾳痴な⾃分、神尾は納得がいかない髪型で写った⾼校の卒業アルバムの写真、前⽥は中学のバスケ部時代に決勝試合直前のエースの⼩指を⾻折させてしまったこと、⼩澤は若き⽇に酔っぱらって思わず嘔吐してしまったこと、⼩⼿は⼤河ドラマ出演時に⾯識のない有名俳優に対して⼈違いでフランクに接してしまったこと、野間⼝はアドリブに挑戦したアクションで肋⾻⾻折した失敗談を明かした。
