公開から2日間が経過したが、すでに多くの反響が届いているという。白石が「『SF アクションの迫力がすごい』とか、今回は歌がすごく大事なポイントになっているのですが『歌に感動しました』というありがたい反応をいただいています」と述べると、武内も「我々が収録したときも歌がすでに入っていたので、歌で作品の世界観を掴むことができたんです。とても素敵な楽曲を、劇場の大きなスピーカーで聴いていただくと、感動の度合いもまた大きなものになるのではないでしょうか」と主人公・ヨウを務めた白岩瑠姫(JO1)の歌声が大きな見どころの一つになっていることを強調していた。

脚本を担当した西田も「僕は脚本を担当したので、ストーリーを観ていただいたいというのはありますが、音楽を含めた声を劇場で聞くことで、改めて作品に深みが出ているんだなと実感しました」と声優陣へのリスペクトを伝えると、静野監督は「この作品がコロナ禍で現場が止まってしまい、このまま続けられないかもと思ったときもありました。その都度何度も話し合いをして、初期のころからは話が変わってしまった部分もありました。そのなかで、プロデューサーがすごく音に対してこだわっていたので“歌”というものを作品に取り入れていったんです」と製作過程を明かした。
