また、劇場公開を前に本作を鑑賞した著名人からの応援コメントも到着!

<池松壮亮(俳優)コメント>

横浜聡子作品が優しい寄り添いと共に、消えることのない深い余韻をまた残してくれた。
驚きや可笑しみや、創造することが日常の隣にあるこの街では、不思議なことや、魔法のような出来事が日々起こる。
アートとは何かという問いに現代からの答えは無いが、ここには神秘的な出会いや喜びが溢れている。
この街の誰でもないところからの眺めは、わたしたちを純粋で豊かで、生き生きとした場所へと誘ってくれる。

<北川フラム(アートディレクター)コメント>

真っ青な空と海を背景に、若者の感覚が交錯するやわらかな展開に、こちらの日常性が揺らいだ。
不思議さ、感応、包摂、循環、浸透、ズレ・・・。
発生期の美術が立ち向かう混沌と断絶の現代社会を爽やかに流れゆく、映画ならではの透明な気持ちの良さ。
横浜聡子は断絶の時代のメルヘンを描いた。

<やまだないと(友人・漫画家)コメント>

白黒の三好さんのあの海辺の街に色がつくと、きっとこんな風景だったんだな。
無表情なようでいて、みんなこっそり日々のすみっこのできごとににんやりしてる。
ひっそり明日を楽しみにしてる。
吉祥寺でもかかるんだって,三好さん。あ、照れてますね?

<トミヤマユキコ(マンガ研究者/白百合女子大学准教授)コメント>

三好銀のマンガを読んだ後に感じる、夢と現実のあわいをふわふわ心地よく漂う感覚を、この映画からも感じることができた。横浜監督が原作を全力で愛しつつ、しかし、ただマンガをなぞって終わりにならないよう、
じっくり丁寧に映像へと昇華してくれたことが伝わってきて、わたしまでうれしい気持ちになった。
へんてこで、かわいくて、どこにも似ていないこの街に、わたしもいつか行けたらいいのに。

<宮代大嗣(映画評論)コメント>

横浜監督のフィルモグラフィー上、もっとも大きなスケールと未来への視野を持った傑作!
この道はどこへ続いていくのか?
自分の選んだ道は、果たして正しかったのだろうか?
この映画に吹く潮風の香りは、すべてを笑いとばしてくれる。ウソっぱちな言葉に救われる心を発見する。
思いがけないダンスに救われる体を発見する。
あなたがついてくれた小さなウソに、来世でも感謝したくなる。

<伏見 瞬(批評家/ライター)コメント>

たくさんの魅力が混ざっている。
少年が新たな世界に出会う青春劇の魅力。うさんくさくて不思議な人々が織りなすコメディの魅力。
太陽と海の間で溢れる光の魅力。
そして、撮影と編集によって躍動を生み出すアクションの魅力。
魅力の混ざった柔らかいメレンゲの中で、アートと資本の関係が再定義されていく。
誰かを糾弾することなく、映画という形式への愛を持って表現と社会を捉え直した。
長く愛されるべき映画。

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