まじむを演じる伊藤沙莉は、祖母・カマルを演じた高畑淳子と、母・サヨ子を演じた富田靖子との共演について、「お2人とは朝ご飯や夜ご飯を一緒に食べて、普通に実家にいるような気持ちにさせていただきました。一緒に食卓を囲むことに何の違和感もなく、家族と思える空気を出してくださる方々だったので、やりやすかったです。大先輩ですし、本当に素敵な役者さん達ですが、そういったことを忘れちゃうおばあとお母さんなんですね。自分がそこに生きるということがスムーズにできたのはお2人のおかげだと思います」と語っている。

また、沖縄という土地に生きる人々の姿が色濃く描かれている本作について、原作の著者である原田マハは、「沖縄の方々は本当に家族や地域を大切にしていて、そのたくましさや優しさが物語の骨格になっています。おばあやお母さんの存在、世代を超えたつながり、そういったものが“豊かさ”として息づいている。それを描けたことが、この物語の大きな魅力の一つになったと思っています」と言う。

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