伊藤沙莉は「いよいよ沖縄先行公開されましたが、本作を振り返ってみていかがでしたか」と問われると「元々たくさんの人に愛されている作品だと思います。映画化にあたってまじむのまっすぐな想いや人との出会いで成長していく物語がみなさんに伝わるといいなと思います。本作は“強いメッセージ”があるというよりは、みなさんの心に“ふっ”と届く作品になったと思っています!」と嬉しそうに語った。

芳賀監督は「沖縄のみなさんにこの物語を届けられて嬉しく思います。沖縄の風景や沖縄のたくさんの優しい人たちのおかげで出来た作品です。たくさんの人に届くと嬉しいです」と話し、原作の原田マハは「全編通して本当にいい風が吹いている!沙莉ちゃんの周りにはびゅうびゅう良い風が吹いていた!風を巻き起こしてくださった芳賀監督の演出、自分の作品が映画として新たに生まれ変わる喜びを教えてくれました。そして、人の背中を押してくれる作品であると思えました。」と本作への自信をのぞかせた。

ウチナーグチでの演技に関しての苦労を問われた伊藤沙莉は「とっても難しかったです。」と笑い「流れの中で音がゆるやかに変わっていくので、他の地方の言葉に聞こえてしまったりと苦戦しました。でも実際の沖縄の方の話し方のテンポがすごく好きだったので習得したいと思いながら頑張りました!沖縄のみなさんにどう受け取られるかちょっと緊張しています。」と語った。

また主人公“まじむ”に関してどういった人間か問われた芳賀監督は「まじむという女性はすごく普通の人で、すごい才能があるような人ではないけれど、たくさんの人に自分の感じていることを伝えることができる、また感じることができる女性です。沙莉さんに似ているなと思いながら描いていきました。」本作の企画のかなり最初の段階からまじむは伊藤沙莉さんだと思っていたと明かし、伊藤さんにキャスティングが決まってからはよりイメージ通り脚本を書き進めらえたと語った。

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