2メートルを超える“かえるくん”と対峙した佐藤は「普段から人の芝居を見ていないので、何が来ようが変わりませんね!」とジョークを飛ばしつつ「かえるくんの中にいる人も、カメラの横でセリフを言ってくれた人も一生懸命にやってくれました」と感謝。俳優・のんが声を務めたかえるくんの表現について井上監督は「読者の方から“どんなカエルを出すのか?”と言われると思ったので、そこは頑張りました!」と見どころに挙げた。

また本作の内容にちなんで「30年後の夢」を発表。佐藤はすかさず「30年後?俺は95歳だよ!?」と笑わせつつ「まあ、ね。たぶん一人で芝居をやっているのでは?」と生涯現役を宣言。井上監督は「健康だったらいいな」、渡辺は「お世話になった人や好きな人に会いたいと思った時にいつでも会えるような状態でいたい。そうすれば素敵な65歳になれている」、30年後は57歳という鳴海は「日本と北欧エリアで二拠点生活をするのが夢の一つです」と想像した。一方、岡田は「これはボケた方が良いの?真面目に言った方が良いの?ま、ま、ま、真面目で良いの?」とトークのオチを任されたがゆえに動揺しつつも「真面目に言うと、日本を代表する浩市さんのような第一線の俳優になっていたい。ずっとこのお仕事を続けられていたら」と宣言。これに佐藤は「それはボケだろ!?」と笑わせつつ「まだ彼が16、7歳の頃に20年後の今こうなっていて欲しい気持ちはあったけれど、それが叶うかどうかは本人の努力次第。それを今こうして叶えている彼がそう仰るならば30年後も叶えられるのではないかなと。やはり本人の努力です」とエールを送った。

最後に佐藤は「短編集の中でなぜこの3エピソードで、なぜ「かえるくん、東京を救う」が後日談になっているのか?それは本編を観ていただければわかります。そこからそこはかとなくリンクする匂いを感じ取ってもらえたら嬉しいです」と期待。井上監督も「阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件の1995年から始まる物語で、そこからの30年の日本の色々な節目を描きました。物理的に地下で起きた事と、ここにいる4人のキャラクターの無意識の地下に潜っていくようなお話です。それを体感してもらえたら」と呼び掛けていた。

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