劇中に流れるベートーヴェンによる名曲の数々も聴きどころとなる本作。⼭⽥は「この曲もベートーヴェンの曲なんだ!?と僕も思ったくらいなので、クラシック⾳楽に詳しくなくても楽しめる映画です」とアピール。⾳楽に精通し、ヘヴィメタルとクラシックをこよなく愛する古⽥も「最後の最後に清塚信也さんのピアノも聴けますからね。ちなみに清塚さんもベートーヴェン同様良い奴ではないですけどねえ」とニヤリと笑いながらジョークを⾶ばすと、すかさず⼭⽥が「捏造です!」とフォローし、さすがのコンビネーションを⾒せた。

続いて、“今だから⾔える撮影裏話トーク”では、関監督が「LEDパネルを使⽤しての撮影は、背景のウィーンの街並みなどの映像をその場で変えられることに驚いた。そんなシステムの中で撮影したのは初めての経験だったので楽しかった」と回想すると、⼭⽥も「実際にウィーンで撮影したら『あの建物邪魔だからどかして』は出来ませんもんね!」とテクノロジーの進化に⽬を丸くしていた。

⼩澤は「初稿ではセリフがなくて、次の台本で⼀つあった。以前セリフのない役をバカリさんの作品で演じたことがあったので、これは狙いかなと思って聞いたら『全然違いますよ…』と⾔われて驚いた」とビックリ。
