まじむ、啓子と同じ会社で働く儀間鋭一を演じた尚玄は「うちの部署の人間は、とにかくキャラが濃いので、僕はバランスを考えながら演技をしました」と役へのアプローチ方法を述べると、伊藤は「リアルな沖縄の発音でしゃべってくださるので、すごく助かりました。とてもありがたかったです」と沖縄出身だからこその尚玄のネイティブさに助けられたという。

この日は「まじむ」が“真心(ウチナーグチで「まじむ」)”を意味することにちなみ、登壇者それぞれが「真心を込めてやっていること」についてのトークが展開。
伊藤は「ありきたりかもしれませんが、ご飯を作ることには真心を込めています。それによって美味しさが違うと思うので」と回答すると「最近はゴーヤのから揚げを、真心を込めて作りました」と語る。ただ料理をしながら味見をしていた際「やっぱり揚げたてが一番おいしい」と感じた伊藤は「夫をキッチンに呼んで、飲みつつ揚げながら調理して食べていました」というエピソードを明かしていた。
同じ質問に高畑は「芝居をするときだけは、相手のセリフだけを聞いて、なるべく感じるままに人間として素朴でいようと心がけています」と答えると、染谷は「料理と芝居って言おうと思ったんですよね」と伊藤と高畑と回答が被ったことに苦笑いを浮かべ「いまパッと浮かんだのがサウナです。サウナに入るときは、自分に真心を込めて『お前はよく頑張った』と言っています」と発言していた。
