この度、豊田利晃監督自ら編集した、 The Birthday「抱きしめたい」映画版ショートPVが解禁!

The Birthday は、ギターボーカル・チバユウスケが率いる2005年に結成されたロックバンド。ブルースロックやガレージにルーツを持つ、荒々しく本格的なロックンロールと、精力的なライブ活動で多くの音楽ファンの心を掴み、2023年にチバユウスケが死去(永眠)した後も、日本のロックの象徴として君臨し続けている。

本作のエンディングテーマ「抱きしめたい」は、2017年にリリースされたシングル曲で、ライブでも演奏され続ける定番曲。チバユウスケの魂のこもった歌声と、「愛」と「闘い」を融合させた詞世界が凝縮されている楽曲で、力強くも切実なラブソングとしてのメッセージ性が高く評価されている。

まず、「抱きしめたい」のイントロに合わせた<阿闍梨と葉巻編>。葉巻をくわえて縁側に佇む危険な宗教家・阿闍梨(千原ジュニア)の姿から始まるその映像は、阿闍梨の表情が次第にアップになっていく中で、修行者・山中狼介(窪塚洋介)が手を合わせて祈る姿や、阿闍梨をじっと見つめる暗殺者・新野風(松田龍平)をはじめ、狼介の彼女・野々花(芋生悠)、田舎の不良・鉄平(渋川清彦)、阿闍梨の信者・ヤス(東出昌大)、最先端の研究者・高嶋博士(板尾創路)と渡邊助手(祷キララ)など、物語を彩る主要キャラクターのカットが次々と差し込まれ、怪しげで不敵な笑みを浮かべる阿闍梨のドアップで幕を閉じると思いきや、最後に2022年12月に中野サンプラザで行なわれたライブ映像が挟み込まれるという、まさに『次元を越える』のキャラクターとThe birthdayのロックンロールがシンクロした映像となっている。

阿闍梨と葉巻編 https://www.youtube.com/watch?v=GTSFOf1UOFQ

次に、「抱きしめたい」の1番サビに乗せて展開するのが<狼介と新野編>。サビの高まりに合わせて、修行者・狼介が降りしきる雨の山道を歩む姿が映し出されるとともに、血まみれになりながら呆然と歩む暗殺者・新野の姿が重なるなど、二人のキャラクターが対比して描かれ、やがてThe Birthday のライブ映像へと切り替わり、ステージ上で歌うチバユウスケの熱気とエネルギーが、窪塚洋介と松田龍平の本編映像と共鳴する仕上がりとなっている。

狼介と新野編 https://www.youtube.com/watch?v=_Utfn0xmvy0

最後に、3番A メロに乗せて展開するのが<地球と宇宙編>。「SF映画/地球は/助かった/今頃エイリアン」という歌詞に合わせて宇宙空間に浮かぶ地球の映像が映し出され、地球から回転しながら離れていくという壮大なスケール感のある世界観が広がっていくなか、「どこへ行って」とステージ上でチバユウスケが優しく歌い上げるライブ映像が挿入され、SF的な映像と歌詞がダイレクトに交錯するバージョンとなっている。

地球と宇宙編 https://www.youtube.com/watch?v=lP2YrQ6J604

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