過去、豊田監督が手掛けた『青い春』(01)ではミッシェル・ガン・エレファントの「ドロップ」をエンディングテーマに、『I’M FLASH!』(12)ではI’M FLASH! BAND(チバユウスケ、中村達也、ヤマジカズヒデ、KenKen)の「I’M FLASH!」(シーナ&ザ・ロケッツ鮎川誠のカバー)を主題歌に使ったりと、長年にわたりチバユウスケとタッグを組んできた豊田監督。今回、監督がThe Birthdayの曲を全部聴き直して、エンディグテーマに「抱きしめたい」を選んだという

監督は「いざ『次元を超える』ができあがった時、「抱きしめたい」を映画の最後に流してみると、僕自身、すごく腑に落ちて。映画が語り切れていないところまで、この曲が語ってくれている気がしたんです。特にサビの「俺は決めたんだ/あのクズ共から世界を奪い返すって/それで青に還すんだ/その後でお前を根こそぎ抱きしめてやる」ってラインですね。『次元を超える』という映画にとって最も重要な、でもあまり巧く込めることができなかった“愛”の要素を、チバくんが代わりに歌ってくれている気がしました」と、エンディグテーマに込めた熱い思いを語っている。