次の質問は、撮影前のトレーニングについて中堅のシム・リウに投げかけられた。シム・リウとフィン・コールは、スタント無しで実際に水中に潜りながら撮影する必要があったため、撮影前に3~4週間かけて毎日潜水のトレーニングを受けたようで、そのときの経験について「これまでのキャリアの中で最も印象的な経験だった」と熱弁。さらに、ダイビングインストラクターはジェームズ・キャメロン監督の『アビス』や『アバター』シリーズへの参加で知られるジョン・ガーランドが務めていることも明かした。大作映画を支えてきたプロフェッショナルによって本物のダイバーと同じように訓練され、本作の深海描写は「現実に限りなく近い映像になっている」と語り、それは「俳優として、とてもやりがいがあることだった」と振り返った。
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最後の質問は、それぞれが演じた役の本人と会ったときのことについて。本作の撮影現場には、ダンカン・オールコック、デイヴ・ユアサ、クリス・レモンズという本作の主人公たちのモデルとなった3人の飽和潜水士が訪れ、役者たちと意見を交わしたそう。そのときのことについて、クリスを演じたフィン・コールは「間違いなく演技の糧になった」と語る。特にクリスは深海にひとり取り残されるという、誰もが経験したことのない体験をしている人物だ。そのため、フィン・コールにとって脚本に書かれていないクリス自身の人生経験を聞くことは、何よりも重要なアプローチだったようで、クリスとの会話は「映画の完成度にも影響している」と語っている。
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インタビュー映像はこちら https://youtu.be/NDNVEnnneUY