『ベートーヴェン捏造』関和亮監督、故郷・長野で凱旋舞台挨拶!山田裕貴×古田新太共演の音楽史スキャンダル映画オフィシャルレポート

大きな拍手で迎えられた関監督は「自分の作品がこんな満員のお客様の前で上映できて、本当に嬉しいです」と挨拶し、地元のアットホームな雰囲気の中イベントがスタート。2025年は『かくかくしかじか』に続き2本目の公開作品となる本作について、オファーをいただいた時を振り返り、「かげはら史帆先生の原作はかなり分厚くて読み応えがあり、すごく面白かったのですが、19世紀ヨーロッパの物語を、日本の監督、日本の脚本家、そして日本のキャストで映画化することについて、最初は『どうやってやろう』と思いました」と心境を吐露。

脚本を担当したバカリズムとの制作秘話について話が及ぶと「脚本は話が来た時点である程度できていましたが、最初の脚本は、想定していた2時間よりも遥かに長く、1.5倍くらいの量があり、それを2時間にまとめるのが大変でした。会話帳のシーンでは、ただ日本語を書くのではなく、『ドイツ語で書こう』というこだわりをバカリズムさんが持っていて、そのこだわりを反映し、ベートーヴェンとシンドラーの筆談のシーンでは実際に当時のドイツ語で書いたものを使用しています」と明かし、観客の関心を惹いた。

「日本でやるならこのキャスティング」と山田裕貴、古田新太ともにイメージ通りの配役だったそうで、撮影中のエピソードを問われると「古田さんが撮影現場に差し入れていただいた、イカスミ入りの塩辛が大人気でキャスト、スタッフみんなお歯黒になっていました(笑)」と語り会場を沸かせた。

1

2

3 4

RELATED

PAGE TOP