危険な宗教家・阿闍梨を演じた千原は、本作を豊⽥監督の作品で1位と絶賛していたことについて「台本を読んだときに『あ、これは⼤すべりするな』と思ったんですけど、映像で⾒たら『こんなことになってたんか!⾳楽が付くとこんなに素晴らしいのか!』みたいな。僕は最初に皆さんが⾒られた試写会には⾏けなかったので、⼀⼈遅れて後で⾒たんですけど、なんか素晴らしいものに仕上がっているんですよ。これが脳内でちゃんと映像として浮かび上がって撮ってたら、そりゃ豊⽥監督⾯⽩かったやろなあと思いました。」と豊⽥監督の⼿腕を称賛。

そして「21歳〜22歳ぐらいの時に、居酒屋で⼤げんかした⽇があって。僕が『俺は100⼈いたらお客さん100⼈全員笑かすと思ってコントを作ってるけど、お前は100⼈いたら100⼈が⾯⽩いと思えるような映画を撮ってるつもりあるのか』って⾔ったら、『100⼈が⾒て100⼈が⾯⽩いって思えるような映画が⾯⽩いわけないやろ。俺は100⼈⾒たら10⼈痺れる映画を撮んねや!』って監督は⾔って、『それはエンターテイナーとしてどうなんだ』みたいな喧嘩を、若い時にしたなっていうのを思い出して。『俺、100⼈⾒たら10⼈痺れてる内の⼀⼈に⼊ってる』と思って。⾮常に感慨深いものを感じましたね」と明かした。最先端の研究者・⾼嶋博⼠を演じた板尾が「どついたん?」と確認すると、千原は「どついてないです(笑)。2⼈とも⾮常に、⽂科系なので。⼿は出さない。お⼝ばっかりです」と笑顔を⾒せて「時間だけはあったので、毎⽇のように遊んでいたので、その⽇のことを思い出して。『ああ、あの頃からもうここを志していたんだな、豊⽥利晃監督は』っていうのを、2〜30年ぶりに思い出した感じがあって。素晴らしいなと思いましたね」とも語っていた。
狼介の彼⼥・野々花を演じた芋⽣は、先⽇のDolby Atmos(R)完成披露試写会で本作の⽴体⾳響を体感したことについて「⾳がすごいんですよね。⾳響がすごくて。⾳の迫⼒が凄まじいのと、久々に⾒たら、途中で宇宙に⾶ばされるところ、宇宙の映像がバーッて出るところを⾒ているうちに、段々吸い込まれるような感覚になって。危ない体験をしました(笑)。あと、ストーリーとしては⾒ていて難しいみたいな、⼀⾒するとそう思いがちなんですけど、私的にはすごくシンプルな話だなって思ってて。すごくシンプルな、愛の話なのかなって、⾃分的には思いました。でも、それぞれの感想があると思うので、皆さんの思うままに感じてほしいなって思っています」と話していた。
