同じ“佐藤”の名字を持つサチとタモツの15年の軌跡を描く本作だが、岸井と宮沢は今回が初共演。お互いの印象について岸井は「初共演だったんですけど、本読みで初めてお会いしたときから『絶対会ったことあるよね?』みたいな印象があって…。(会ったことは)ないんですけど(笑)。それくらい、驚きのない空気感というか本当に⾃然にお互いのことを楽に話せるような関係性がすぐにできたので、お芝居に没⼊しやすかったです」とふり返る。さらに岸井は、宮沢の⼈間性について「本当に優しくて穏やかなので、(現場によっては)ピリつく現場も時にはあるんですけど、そういうことは起こらないだろうなっていう安⼼感もありました。本当に穏やかな時間を⼀緒に過ごさせていただきました」と語り、宮沢は「ちょっと恥ずかしいです」と照れくさそうに笑みを浮かべる。

宮沢も「クランクインする前から、ゆきのちゃんの作品はたくさん観てきて、本当に魅⼒的な⼥優さんだなというふうに思っていました。共通の知り合いがいて、『ゆきのちゃんは本当に素晴らしいよ。本当に優しくて魅⼒的なんだよ』という話は聞いていたんです。本読みの⽇に初めてお会いして、僕の想像していたゆきのちゃんよりも遥かに優しくて、太陽のような存在でした」と絶賛する。

