さらに阪神の金本知憲監督を演じた加藤雅也も野球経験が少なかったことを明かすが、秋山監督からは「監督じゃなくてアニキでいてください」というリクエストがあったということで、「現場では皆さんとコミュニケーションを取るようにして。それがアニキだろうという感じで演じていました」と振り返る。さらに阪神の監督ということで、関西出身の加藤としては関西弁でいけるだろうと思っていたというが、「YouTubeを見たら、ほとんど標準語なんですね。実は広島出身だったんです。だからその辺はちょっと取り入れた方がいいかなということはありましたが、基本的には監督にお任せして。僕は皆さんとのコミュニケーションを取るようにしていました」と語った。

そして最後のコメントを求められた見城が「もう何も言うことはありません。とにかくこの映画でちょっとでも人生が変わったとか、動いたと思ってもらえたらうれしいですし、他の人たちに伝えていただければうれしいです」と呼びかけると、秋山監督も「映画の最後にありましたが、すべての横田慎太郎に捧げている映画だと思っていますので。僕もまたひとりの横田慎太郎だと思いますし、観てくださった皆さんひとりひとりの心に、人生に、何か響いてくださったら、それだけでもうしあわせです」と続ける。

さらに松谷が「ひとりでも多くの方にこの作品と慎太郎さんのことを知っていただきたいので。ぜひ皆さんのお力を貸していただけたらうれしいです」と呼びかけると、最後に鈴木が「素晴らしく、清らかな生き方。横田慎太郎選手のことはもちろん、彼を大切に思ったまわりの人たちの素敵な実話ですので。どうぞ多くの方に広まりますよう、祈っています」と会場にメッセージを送り、熱い想いが会場いっぱいに溢れるイベントとなった。

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