11⽉1⽇には、⼭本⼀賢、柳ゆり菜、松⾓洋平、伊武雅⼑、⽥中⼀平、原 雄次郎、新岡 潤、ゆかわたかし、今村謙⽃、⼭崎 潤、遠藤祐美、YUTA KOGA、⼩島央⼤監督、総勢13名による公開記念舞台挨拶を実施。いざ登壇者たちが会場の中に⼊ってくると、観客は⽴ち上がり、⼤きな拍⼿と歓声で迎えた。鳴りやまないスタンディングオベーション。
感無量の表情を浮かべた⼩島央⼤監督はまず「約5年、この映画を作り始めてから、ようやくこの⽇を迎えられて本当に幸せです。作る前から、なぜ花⽕が美しいんだろう? そして同時になんで映画が好きなんだろう?ということをずっと考えていました。キャストやスタッフの皆さん、そして観客の皆さんとスクリーンで映画を観るという⼀体感を感じることができて、本当に幸せで仕⽅ありません。ありがとうございます」と挨拶。続いて、本作では共同企画・脚本にも名を連ね主演を務めた⼭本⼀賢は、凛々しくまっすぐに観客を⾒据えながら「今⽇は本当にありがとうございます。今⽇を迎えられて、なんとも⾔えない気持ちです。ユーロスペースの⽀配⼈の北條さんには本当に感謝しています」と満席の観客と再上映に踏み切ってくれた劇場の⽀配⼈に感謝の意を述べた。そして、共演者もそれぞれの万感の思いを語った。⼭本⼀賢扮する島⽥東助を花⽕師の道へと導く「藤井煙⽕」の社⻑にして名花⽕師の藤井与⼀を演じた伊武雅⼑は「私はかれこれ100本以上の映画に出演しているんですけど、この映画の完成版を⾒たときに、“なかなかいいじゃないか”って思いましたね。そんなことは初めてじゃないかな。こんなに嬉しいことは無いですよ」と『⽕の華』の出来上がりを称賛し、⼩島監督や⼭本⼀賢ら、これからの⽇本映画を背負っていく実⼒ある若い才能を絶賛した
翌11⽉2⽇には、前⽇はスケジュールの都合で登壇がかなわなかった藤井煙⽕の⻑⽼で⼯場⻑を演じたダンカンが駆けつけ、⼭本、⼩島監督と舞台挨拶を開催。ダンカンも「舞台挨拶は何⼗回も40年以上やってるけど、皆さん映画を⾒るのが本当に好きなんだろうな、と真剣なお客さんばっかりですよね。今⽇は本当のお客さんだな、と緊張している。本物の映画だから、本物のお客さんが来てくださったのかなと感動さえ覚えています」と本作を称賛。
公開延期から約1年を経てもなお、キャスト総出で集結。圧倒的な熱量で制作された映画『⽕の華』は、ユーロスペースほか全国順次公開中。