本作の予告編が上映され、ポール・メスカルは「3～4週間くらい、身体がボロボロになりながらアクションを撮影していました。このように大きな船に乗ったり、サイ、ヒヒとも戦った。バトルもレベルアップしているのは技術の進化もありますし、物語としてもさらに大きな使命が懸かっているからで、観客の皆さんにも楽しんでいただくためですね」と語った。

デンゼル・ワシントンは以前にも監督とタッグを組んだ経験があり、「本作のほうが楽でしたよ、私は客席からみんなの過酷なアクションを見ているような立場だったので。監督は映画の70～80％はキャスティングで決まるとおっしゃっていて、今回は我々を選んでいただいた。巨匠に全幅の信頼を寄せて俳優陣は演技に集中することができました」と監督への信頼を明かせば、フレッド・ヘッキンジャーも「皇帝のロイヤルシートは日陰で、優雅に観覧できたのはラッキーで最高でしたよ」と会場を沸かせ、「監督はマルチカメラで全てのアクションを同時に多くの角度から撮影するので、細切れにならず、ひとつの出来事・アクションに対する多くの人間の視点とリアクションを一気に撮影でき、観ているほうも一気に感じ取れるんです」と話した。

「あれだけ多くのアクションに、アドレナリンを出し続けられる秘訣は？」と記者からの質問にポール・メスカルが「リドリー！」と言うと、デンゼル・ワシントンは「26歳だからね」と話し、会場を沸かせた。ポール・メスカルは続けて「どの瞬間にも、毎分アドレナリンを与えてくれる監督なんです。トレーナーさんにもお世話になりました。夢のような作品、夢のような撮影セットですし、これだけ沢山の人が愛する作品の続編ですから、これでアドレナリンが出ないなら俳優という仕事は考え直したほうが良いですね」とコメントした。