芳根と髙橋は坂平陸と⽔村まなみに没⼊する中で、それぞれの⽣き様と役とのリンクを感じたという。絆も強まったそうで芳根は「撮影後の今年の頭にスタジオの廊下でばったりお会いした時に、私の事を⾒て『もうひとりの俺〜!』と⾔って近づいてきた。私は『もう違う⼈⽣だよ?頑張ってね!』と⾔ったけれど、それくらい共に戦った作品になりました」とエピソードを紹介すると、⾼橋も「共闘という⾔葉がふさわしいくらい、抱えていた感情は同じでした。あの時も遠くから歩いてくる姿と笑い声で『絶対に芳根ちゃんだ!』とわかって。ちょうど別作品で戦っていたので、すがるような思いで…。でも芳根ちゃんは『もう終わったから!』とさっぱりしていました」と明かして笑わせた。

本作の経験を通して「⼊れ替わり」に対する価値観もガラッと変化。芳根が「⼊れ替わるのは⼤変です。(笑)『誰と⼊れ替わりたいですか?』と質問されたら気軽にポンと答えていた事が今は⾔えない。それがどれだけ重たい事なのか考えてしまって…。今だったら『⼊れ替わりたくない』と答えちゃいそう」と率直に⾔葉にすると、髙橋も「誰と⼊れ替わりたいのか?という質問は⼤喜利的要素があってインタビュアーの⽅もワクワクした顔で聞かれるけれど、⼀瞬で真顔にさせちゃう可能性がある。(笑)今まではおちゃらけて答えていたけれど、重く捉えてしまって。⼊れ替わるってそう簡単じゃない。完成した映画を観た時に陸のまなみ⼆⼈の表情を⾒た上で、誰かと⼊れ替わる可能性を考えた時に『ここは奪われたくない』と思う事こそが素敵な事で、⾃分の⼈⽣を⽣きられている証拠なのかもしれない」と実感を込めていた。

最後に髙橋は「今⽇は撮影の事を鮮明に思い出して、愛が深まる時間でした。本作は観ていただいた後に⾃分の⼈⽣が特別なものだと思ってもらえるきっかけになる作品です。映画は公開から3⽇間が⼤事なので周囲の⽅に感想を伝えていただき、沢⼭の⽅が⾃分の⼈⽣を素敵だと思っていただければ良いなと思います。まずは3⽇間です!」と猛烈アピール。芳根も「⾃分の⼈⽣が愛おしくなるような作品です。沢⼭の⽅に届くと良いなという事を願って…3⽇間です!⼤きなスクリーンと良い⾳響で本作を全⾝で感じていただけたら嬉しいです」と呼び掛けていた。

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